鷹の渡りを見に行く その1
2022.9.25
日本にいる鳥の6割が渡り鳥だっていうし、シギチドリなぞもそうだけど、いろんな鳥が渡っては去ることで季節の移り変わりを感じてもきたけど、なぜかタカが渡るとか考えてもいなかったので、初めて知ったとき、鷹の渡りには格別なロマンを感じた。
なんでかな、鷹が好きだからだね。
時期になったら見に行きたいと思ってたので、先日サシバの渡りを見て来た。
と言っても白樺峠とかには出向けないので、行ける範囲の場所で。
鷹が飛ばず、日差しも避けられず、鷹の渡り観測地としては結構難しい場所らしいけど😹
(鷹の渡りを見ようというくらいの方々では、親方のようなコンデジを持って来ているへなちょこな素人はいなくって、皆さんバズーカや立派なフィールドスコープを。お子様でも立派なのお持ちであられましたことよ)
例年では翌週がたくさん飛ぶ時期なので、まずは下見のつもりで。
カウントされている会の方々(以降プロ)の後方にそっと陣取り、朝の7時半〜12時過ぎまで双眼鏡片手に空を見る。
なんといっても一番のコツは、プロの皆さんの反応を見ていること(空を見ているよりも確か😹)。
いやもちろん空は見ていたよ、見ていたけどね。
9時半過ぎにようやくノスリ1(頭上を飛んでくれたのでノスリ判別はバッチリできたが、写真撮る余裕なし)。
その後も忍耐強く待っているうちに、ポツリポツリとサシバが渡る。
いずれも単独。
海を遠く渡るもの、頭上のコースを渡ってくれるもの、渡る方面はそれぞれ違う(幾つかコースがあるらしい)が、旋回したりしながらみんな渡って行けた。
今回行ってみてわかったのが、基本鷹はとっても空高くを飛ぶこと。
肉眼ではもちろん、双眼鏡でやっとの高度のこともあるし、どうやらもう全然見えない高度を渡っていくものもいるらしい。
今回はみんな単独だったので、余計ロマンを感じた。
単独だった子たちも、九州の先っぽでは結構な群れに混じれるんじゃないかと想像しながら、旅の無事を祈り、来年も帰って来ておくれなねと心で切り火を切る想い。
しかし、鷹待ちは釣りと共通する忍耐が必要。
5時間近くいて7羽見た。
ま、親方にはあっという間だったけどね。