コウノトリ一家を見守る近くの林ではいつもホトトギスが盛んに鳴いていて、でもまあほぼ姿は見せないし、見せても上空を飛んでいくくらいなので、暇な時はツバメを観察。
ある日は巣作り開始のツバメちゃんが。
あんなに立派な巣になるまでってどのくらいかかるのかな。
でも残念ながらこの巣は完成しなかった模様。
また、このエリアではヘビやカラスにヒナが襲われたりツバメの巣が落とされることも多く、自然の多い地域ではツバメたちも無事に巣立つのは大変なもんだなあ、なんて思いながら見ていたら。
親が餌を持って巣に向かってくると、別のところから飛んできてヒナのいる巣に入ろうとするツバメがいて、そのツバメを親が繰り返し追い払っていたのですが、これはきっと前回この巣で巣立った若なんでしょうね。
何度でもトライ、何度でも追い払われる。
まだ親からもらいたい年頃で、もう追い払われてしまう。自然界は厳しーのだ。
ひっきりなしに続くツバメたちの給餌をみていたら、親が大きなトンボを捕まえてきて、やたらめったらヒナの喉にグイグイと押し込んでいたんですよ。
って親はまた狩りに飛んでいってしまいましたが、その後のヒナの様子を見ていると(下から見ているので、ヒナの姿は見えないんだけど)、押し込まれたはずのトンボの尻尾がだんだんと見えてきて・・・
トンボは動きもせず、生きていたのかは定かではなかったのですが、そのうち親がピューッと帰ってきて、躊躇なく吐き出されたトンボを咥えて持って行ったのです!
見ていると、飛びながらトンボを落としては空中でキャッチ!
それを何度も繰り返していました。
最初遊んでるのかと思いましたが、違いますな、どうやら息の根を止めている、もしくは食べやすく頭を?潰しているらしい!
そうして何度もそれを繰り返したのち、またピューイって戻ってきて改めてヒナの喉奥に押し込んでました!
動画はそのうちインスタにあげておきます(この日は大雨だったので三脚を持っていなくって、酔っちゃいそうな動画ですけど)。
Googleさんによると、ヒナが育つにつれてだんだんと大きな獲物をとってくることも多く、飲み込めないようなトンボも持ってくると。
しかしトンボの方も飲み込まれまいと必死(でもツバメは唾液の粘力が強いので結局は死んじゃうらしいけど)なので、結局飲み込めないで巣の外に落ちていることも多いそうです。
ふーん、勉強になるわ〜。
そんなこんな苦労をしながら育て上げてもらったツバメたちも、自然界は厳しく、7〜8割は1歳まで生きられもしないし、平均寿命は2〜3年だそうですが、そんな小さな体で毎年はるばる海を渡り帰ってきてくれる逞しさに、感動しかない親方でありました。